エクオールの産生をサポートするラクトビオン酸とは

豆腐などの大豆製品を摂取することで更年期障害が緩和されるのというのはご存知の方も多いのではないでしょうか。大豆イソフラボンを摂取することでエクオールという物質を体内に取り込み、それが更年期障害における症状を和らげる効果があると認められています。

エクオールと一緒に摂取すると、より効果が高くなる物質があるのはご存知でしょうか?辛い更年期障害を乗り越えるなら、少しでも効果が高くなる方法をとりたいものです。その物質とは「ラクトビオン酸」という成分で、エクオールとラクトビオン酸を同時摂取することでエクオールの効果を高くする働きがあることが判明しています。

ラクトビオン酸ってなに?

乳製品に含まれているラクトースが酢酸菌の作用で酸化したものが「ラクトビオン酸」で、オリゴ糖の一種です。オリゴ糖のなかでも、たくさんの効果が期待されている物質ではありますが、化学合成により生成されるため単価が高く、なかなか食品へ導入するための活用法が開発されずにいました。

しかし最近、カスピ海ヨーグルトにラクトビオン酸が含まれていることが判明し、カスピ海ヨーグルトからラクトビオン酸を抽出することで食品への活用法が広がるのではないかと期待されています。

ラクトビオン酸の効果

ラクトビオン酸には、大きく分類すると3種類の働きが期待されています。

腸内環境の正常化

オリゴ糖は、消化性と難消化性にわけられます。そのうちの難消化性オリゴ糖に属しているのがラクトビオン酸です。ラクトビオン酸のように難消化性のオリゴ糖は、摂取後、胃や小腸で消化吸収されずに大腸まで届けられることができます。大腸まで7届くことによって腸内で善玉菌の栄養素となり、腸内環境を整えます。

骨粗しょう症予防

ミネラルやカルシウムなど、骨をつくるのに大切な栄養素は本来、水に溶けにくく、吸収されにくい物質です。ラクトビオン酸は水に溶けやすい性質を持っており、摂取するとミネラルやカルシウムも溶けやすくしてくれます。そのため身体への吸収率を高め、丈夫な骨つくりを促すことで骨粗しょう症予防に好悪化が期待されています。

エクオール産生を促進する

エクオールとは更年期障害の症状を和らげることで有名な物質で、大豆イソフラボンから作られます。大豆イソフラボンのダイゼインは、腸内細菌の一種、エクオール産生菌によりエクオールに変換されますが、そのエクオールの産生を促進するのがラクトビオン酸です。そのため、更年期障害改善の効果をより大きくすることができます。

ユニチカ株式『乳糖を原料とした新規機能性オリゴ糖「ラクトビオン酸」の開発』(外部サイト)

5割の日本人がもつエクオール産生菌

エクオールを生成するエクオール産生菌ですが、すべての日本人の体内にはなく、およそ5割の日本人しかエクオール産生菌は体内にありません。エクオール産生菌が体内にあれば、大豆イソフラボンを摂取することでエクオールが作られますが、エクオール産生菌をもたない人の場合、大豆イソブラボンをいくら摂取してもエクオールを作り出すことはできないのです。

自分の体にエクオール産生菌があるかどうかは、エクオール検査によりチェックすることができます。現在はインターネットでも検査キットが販売されていますので、自分にエクオール産生菌がいるかどうか手軽に確かめることができます。体内にエクオール産生菌がいない、もしくは検査が億劫な場合は、サプリメントを活用して手軽にエクオールを摂取することをオススメします。

また、体内にエクオール産生菌が存在していた場合でも、人それぞれ腸内に存在する腸内細菌の種類も量も異なるため、エクオールが作られる量は個人差による影響が非常に大きいため、エクオール産生菌がいたとしてもラクトビオンを摂取しエクオール産生を促したほうが良いでしょう。

エクオールのサプリメントを活用することをオススメしましたが、近頃ではラクトビオン酸が配合されたエクオールサプリメントも登場しています。更年期障害の症状に悩んでいる人や、すこしでも緩和したいと考えている人はエクオールも、エクオールの産生を促すラクトビオン酸も同時に摂取することができるサプリメントを利用すると良いでしょう。

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